動脈硬化

 動脈硬化という言葉をよく聞きますね。一口に言えば、「動脈硬化」とは、歳をとるにつれて血管がだんだん硬くなることです。
 ある程度はしかたのないことですが、多少個人差があるので、歳よりも早く動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞などの恐ろしい病気を発症する原因になるのです。

 動脈硬化が早く進む原因で一番怖いのは喫煙です。そして高脂血症、高血圧症です。この3っつがなんといっても有名です。
 その他にも、糖尿病、ストレス、男性、高齢などが加わってくると動脈硬化が進展しやすくなるといわれています。
 動脈硬化については、これから少しずつ書いていこうと思います。

 ところで動脈硬化の程度が簡単にわかる「加速度脈波検査」が受けられるようになりました。
 「加速度脈波検査」とはどんなものでしょうか。

加速度脈波

☆ 加速度脈波とはどういうものでしょうか。


加速度脈波とは光電式指尖容積脈波(photoplethysmogram:PTG)の二次微分波(second derivative of photoplethysmogram):SDPTGです。
元波形である指尖容積脈波の変曲点をより明瞭にしようとして発達してきたものですが,現在では加速度脈波として独立した検査法として確立されてきました。何といっても記録が簡単で時間もかからず,被検者に与える苦痛が全く無いというのが最大の利点です。また波形の解釈,意義といった点についても十分臨床応用できるようになってきました。


 ☆ 年代によって変化する加速度脈波パターン


 

Q:なんのための検査?

A:
 ●動脈硬化などの検査の1つとして実施されます。
 ●降圧薬により治療を行っている方の経過観察に用いられます。
 ●血管推定年齢を提供します。


Q:血管推定年齢は、どのように計算しているのですか?

A:
 男性 「血管年齢」= 43.47*SDPTGAI+65.86
 女性 「血管年齢」= 41.67*SDPTGAI+61.75
 により、計算されます。
 * SDPTGAIは、加速度脈波波高から(b-c-d-e)/a により計算された値です。

Q:結果の判定は?

A:
 ● 実際の年齢より10歳以上血管推定年齢が高く出ると要注意
 ● 実際の年齢より20歳以上血管推定年齢が高く出たら動脈硬化性疾患である高血圧、虚血性心疾患、糖尿病、脳血管疾患を積極的に疑う必要があります。